SCIMと Anthy

ずっと以前 UNIXな環境では, かな漢字変換しようとすると小さな窓がでてきて ソレにフォーカスが当たってた気がする。んで, その部分に文字をタイプして変換, 変換終わった後のテキストは背後の X11アプリケーション (たとえばエディターとかそんなブツ)に送られてソレがムニュッと現れる, みたいな。
SCIM & Anthyでは洗練されてる感じ。なんだかシームレスっぽくてなってて, そーゆー意識は持たなくても構わないっぽい。何か設定したいときに, 何が担当してるのかわかりづらくはあるカモだけどね。

てゆーか, OS/2とかでは キーが押された情報をアレするのもかな漢字変換のエンジンも一緒になっててソレが WritingHeadsだった訳だけど, UNIX系ではソレが分かれてるっぽい。て訳で, σ(^^) にはあんまし区別できてなかったりして。

SCIMはキー入力のトコを奪い取って, 後は変換処理に依頼。Anthyかな漢字変換を受け持ってて, 辞書を元に候補を返したりするのかな。んで, エンジンごとに APIが違うか何かで, それぞれの変換エンジン専用のキー処理みたいなのが ここでゆートコの SCIMAnthyなのかな。ローマ字 → かな変換とか ・・・。間違ってるかもだけど。

Ubuntu日本語フォーラム によると, SCIM-Bridge てのがあって, 新旧のいろんなソフトを使ってるときに発生する漢字変換のトラブルを解決できるカモなもの, らしい。Firefox使ってて ときどきタイプしたカナの直前にアルファベットがでてきたりしてたんだけど, ソレが解決する模様。

かな入力

操作してると, 確かに自由度が高いのは分かるんだけど, いまひとつっぽいトコモあったりする。特にかな入力で。てゆーのも, かな入力にすると使ってくうちに問題がでてきて, ひとつひとつにアレしてると大変だったりするから。

  • 「ー」と「ろ」が被ってたり。片方をタイプできるようにするともう片方がタイプしにくかったり。
  • "『" とか "』"もタイプできなかったり
  • 空白や記号が全角に変換されてしまったり
  • 漢字変換後に 続けてタイプしだすと, 予期しない選択が行われたり (フルキーの最上段は数字キーが並んでるけど, そこも「かな」)

ちょいと別な環境で操作しようとすると, 毎回こんなのを変更しなけりゃダメで, そこが面倒。で, ソレは変わった設定ってゆー訳じゃなく, かな入力だと普通のことのはずなのに ・・・

考えてみれば, 漢字変換の開始と終了のキー操作も, 昔の「変換」とか「無変換」のなかったころのキーボードに合わせてある感じ。Shift-Spaceとか Ctrl-Spaceで勝手に漢字モードに入ったりするし (パイプ記号の後のスペースをつい Shift押しながらやってしまったりするのだ)。それに英数モードにするつもりでソレを押すと CpasLockになっちゃうし。
そんなこんなで結局, X11の (.Xmodmapで)

remove Lock = Caps_Lock
keycode 211 = underscore underscore kana_RO

とか, 他, こまごました設定でなんとかできてる, みたいな。

  • [記号など]の空白のタイプを「入力モードに従う」から「半角」へ
  • [かな入力]のレイアウトをカスタマイズ …
    • "\"キーを "ー"へ
    • "_"キーを "ろ"へ (って最初からこうだったカモだけど)